天才ミケランジェロとベルニーニ

ボーナセーラ！

サンピエトロ大聖堂のクーポラからローマを一望した後、中に入りました。

天井が高くとても神聖な場所です。張詰めたような空気によって細胞が目覚めるような感覚になりました。神様はいるのですよ。

絵画や彫刻も展示してあり、見応え十分です。僕がイタリア美術に惹かれるのは、その多くが宗教画だからなのだと思います。
キリスト様の世界、特にカトリックの世界は大変魅力的です。

サンピエトロ大聖堂

サンピエトロ大聖堂

サンピエトロ大聖堂

中央には、ローマを再建した最重要人物ベルニーニがつくった大天蓋（バルダッキーノ）がそびえ立ちます。まず、大きさに驚きます。そして、柱一本一本に目をやると、細かい装飾がなされ、とても人間の手でつくったと思えません。


そして最も奥には、司教座があります。権威というかパワーというか、ものすごいものを感じました。力という目に見えないものを具現化したベルニーニは超天才なんだと思いました。

ベルニーニがつくった大天蓋（バルダッキーノ）

ベルニーニがつくった大天蓋（バルダッキーノ）

ベルニーニがつくった聖ペテロの司教座

聖ペトロ

そして、入り口すぐそばに展示されているピエタ像。ミケランジェロが若い頃に、母親をイメージしながらマリア像を彫ったと伝えられるピエタ像。まるで生きているような生命感と魂が宿ったような・・・このサンピエトロ大聖堂の設計もしたんですよね・・・本当、天才にしか出来ない事ってあるんだなぁと思ってしまいました。

ミケランジェロのピエタ像

次回は、システィーナ礼拝堂について書きます。
最後の審判は僕の人生で最高の絵画です。
チャオ！